2年前の今日。
私はフランスにいました。
いつもどおりインターネットを開いたら
信じられないようなことが起こっていて
自分の国が沈没したかのような錯覚に陥りました。
自分はフランスで何も体験せず遠くの客観的な存在で
ただただ流れる情報をとらえるだけの無力感。
あのとき日本にいなかったことで
共感することも理解することも出来ない
一生埋まることのない溝が
出来てしまったように感じています。
今日本で生活して
フランスではわからなかった現状を毎日の生活の中で少しづつ汲み取って
復興や支援や反原発
結局日本にいても無力な自分だけれど
傷の深さを感じるとともに
今出来ることを改めて考える。
変わらないといけないし
変えないといけないと思う。
帰国してから納得できないようなこともたくさんあって
食べ物のこと
エネルギーのこと
お金のこと
人間関係のこと
自分のためにも
地球環境のためにも
これからの未来のためにも
知らないことのほうが多いやろうし
できることはちっぽけでも
日常で出来ることをやる。
今は
たくさんの愛情をもって
今ここにあること、人、時間を大切にして
感謝して
質素に生きること。
言葉では抽象的すぎて
自己満足のようで
何も伝わらないかもしれないけれど
いつも少しの危機感を持って
何のために 何が出来るか
何を見直すのか
何を学ぶのか
何を守りたいのか
どうすればいいのか
考えながら生活していきたいと思います。
2年前
世界中をびっくりさせた
日本人の冷静で品と尊さを失わない態度
静かな強さ
とても美しく誇りに思いました。
これからも
日本が世界にポシティブなものを発信できるよう
ひとりの微力でも
何かを生み出せるよう
いい方向に向かっていけるように願います。
太陽は沈んでも
また昇る。