2017/02/24

想像力

毎日のように

いい便りと悪い便りが交互に届く

喜んだりぐったりしたり

体調もそんな感じ

お腹がはったり胃が圧迫されて苦しくなったり

ほんわりぽわんと気持ちよくなったり

一日にいろんな波がくるので

なかなか心身が安定せず

そのときそのときにいいバランスさがし

調整していくことが今一番の課題。

とても簡単なことだけれど

寝る前に15分ほどヨガをして
(しんどいときは美しい音楽をぼーっと聴く)

滞ったエネルギーを流し

どーっといらないものが出てきた時点で寝っころがる

寝室に電子機器を持ち込まない

この2つをするだけでも神経と身体の回復が全然ちがう気がする。

さて

いよいよホテル暮らしもあと1週間
(アパート契約は無事完了!ほっ)

自分たちの荷物はスーツケース2つぶんだけ

娘のおもちゃや絵本も少ししか持ってきてないので

このごろの娘の遊びの想像力がすごくて感心しています

何もなくても想像の世界で遊べる

上の階の人の足音が聴こえたら
 「ゴリラいる!」と胸をどんどん叩いてゴリラの真似

風の音が聴こえたら
「おおぱみ!」

空っぽの棚をあけては
「ペンギンいる」

ハンカチをいれて
「これはぴょんぴょんのねんね」

「にんじんとじゃがいも」(うさぎのごはんらしい)

スーツケースの服をぜんぶ散らかして
「うみー」

スーツケースの中にはいって
「ふね」

そして私に海の唄を歌えと要求してくる

想像の世界にはすべて揃ってる

なんでも作り出せる

素晴らしい

そしてたくましい。

私にとっては

自分のお気に入りのものの中で過ごすことが

モチベーションや歓びになったりするけれど

娘をみてると

何もなくても

愉しみはそこらじゅうに転がってる

そんなことを教えてもらいました 。

見習おう。





 

 


















2017/02/20

始まりに向けて

今週末は魚座で日食

特別な「始まり」の節目

今週から来週にかけて

新しいアパートの契約に鍵の引き渡し

引っ越し荷物の受け取り

新しい街での滞在許可書更新など

始めるための計画と予定が連なってる
 (フランスは何事もスムーズにいかないから終わるまで油断ならない。あー疲れる)

私の誕生日も

ひとつ歳を重ね

新たな一巡りの旅が始まる◎

始まる前の静かな波の中で揺れてるこのところ

出来るだけいらないものを手放していこうとするなか

その中で悲しくなったり満たされたり

色々な感情や考えが溢れて

そろそろホテル暮らしの不便さへのストレスも溜まってきて

そんな母の様子を感じてか娘は甘え虫と癇癪虫

何をするのもシンプルではなく

ああ

大変だ。

日曜日の朝

あまりにもヘロヘロな私を見かねて

旦那さんが娘とふたりでマルシェに行ってくれた

そのあいだ私は久々にひとりでゆっくり休息

目を閉じて布団に転がってると

大きくなったお腹の中から生命力のようなエネルギーが沸々とわいてきて

まるで自分が果物になったかのような

瑞々しい感覚で満たされた

お腹の赤ちゃんと私は今はふたりでひとつ

私の栄養とエネルギーで大きくなってるけど

私も赤ちゃんのエネルギーで生かされているところもあるのかな

支え合っているような温かい気持ちが溢れてきた。

不安と希望

切っても切れない陰と陽

まるく繋がってる。

暦の上でも雨水を迎え

空から降るものが雪から雨に変わり

氷が溶けて水になる

草木が芽生え

春一番が吹き

三寒四温 

行ったり来たりしながらゆっくり新しい季節へ向かって行く

私の今の状況もそんな感じ

自然の移ろいと同じ流れの中

きっと大丈夫

そう信じよう



公園で見つけたスノードロップ

花言葉

希望 慰め

「もうすぐ春がくるから絶望してはいけませんよ」

ありがとう・・




























2017/02/13

待春

こちらに来てもう2週間がたとうとしています。

旦那さんのお仕事も順調に始まり

早起き早寝の生活リズム

娘と新しいふたりっきりの時間

この1週間は新しい環境への調整

あれしなきゃこれしなきゃ

色々あるけどそれはひとまず横においといて

ほわーんぽかんとした時間をゆるく過ごすことを心がけました

何もない状態のなかにいると

感覚が澄んでくる

野生の勘も戻ってくる

そうすると

本当に心を満たすことや

嬉しいこと美しいこと

普段感じれない小さな揺るぎを感じて

それを心地よく思ったり

静かに反応して受け入れられたり

日々自分が何を大切にしていきたいのかゆっくり考えたり

春を想ったり 





地図ももたず

あてもなくひたすら街を散策

猫を追いかければ

素敵な路地に迷い

深く長い時を刻んだ空気は静かに詩的で

ここで新しい生活を始められること

心から嬉しく想います。 

身体はまだおつかれのよう

週末の月食の満月もあってか

娘はパワー炸裂

親はこてんぱ

今週もゆっくりと過ごそう

2月いっぱいは

冬の終わりのように

土の中で春を待つことにする


















2017/02/04

新しい生活

出発する前の晩

魔女の宅急便をみました。

ひとり新しい街で新しい生活を始めるキキ

新鮮なワクワクする気持ちと不安な気持ちが混ざる感覚は同じ

なんだかとっても勇気づけられて

「私たちも明日から新しい街にいくよ」

娘にもお話して

ユーミンの唄をずっと歌いながら

車に揺られ5時間

新しい街に到着

初めの1歩を踏みしめました。

3月から入居できるアパートの内覧や

これからお世話になる病院

県庁などに足を運びバタバタ

合間の時間に街を散歩

想像していたよりもずっと素敵なところです。

南フランスは

いつも光に包まれて

気持ちゆるく開放感に溢れるような 

明るくてからっと心地よい風が吹いていたけれど

こちらはうってかわって

雨音が空間を包み天も地もしっとりと沁みてる 

水の匂い

中世の建築がたくさんあり

時の流れの重さと深さに包まれる

なんだか悲しげだけれど控えめで静かな魅力があって

詩的な時間の流れる路がたくさんある

この感じは初めて

好きになれそう


 大聖堂の広場にマルシェ

農家さんの直売スタンドがいっぱいで

新鮮なお魚もお手頃で 

これはまた料理が愉しくなりそうとにんまり。

この1ヶ月はまだ色々と落ちつかないけど

なんとなく

いい流れに乗って行けそうな気がする

シンプルに前方をみる

少しづつ少しづつ