2015/12/31

さよなら2015年

2015年ももう終わり。

暖かい日が続いてるからかフランスだからか

なんだかまだピンときていません。

やらなあかんこともまだまだたまってるし・・

でも振り返ってすっきりしたいから書こう。

2015年

これほど劇的な1年になるとは思ってもみませんでした。

年明け早々娘を出産。

生の瞬間を母として体験し

命の光が輝く瞬間を全身全霊で感じ

毎日が新しく

愛が溢れてとまらない日々。

そして逝く命もあり

新緑の美しい季節

大好きだった祖父が旅立ってしまった。

悲しさと寂しさは少しづつ癒え

おじいちゃんの面影は私の記憶に鮮やかに刻まれていて

ふとした瞬間や

つらくなった時には

おじいちゃんが心の中に現れて

温かい気持ちと強さをくれる。

そして秋には

いよいよフランスに出発

3人での新しい生活のスタート。

新しい環境での最初の1ヶ月はやはり大変で

少し慣れたころに旦那さんがダウン

そしてテロが起こり

もう自分が自分じゃなくなったように

苦しく悲しい日々が続いてほんとにつらかった。

12月はゆっくりとお休みをとることもでき

旦那さんの実家でゆっくりと過ごせたおかげで

やっとこさ穏やかな気持ちが戻って

日常の喜びを感じれるようになりました。

1年の締めくくりを悲しい気持ちで過ごさずにすんでほんとによかったよ・・ 涙

こうやって大きな出来事を振り返って

30代はやっぱり今までとは全然違うことが待ち受けてるんやな

もうちょっとしっかりせんなあかんな、と思うと同時に

どんな時も周りに存在してくれる家族友人の有り難さを身に沁みて感じ

特に

いつも側にいて

喜びも悲しみも苦しみを分かち合い

時にイライラしながらも支え合うことのできた大切な人

旦那さんとの仲がとても深くなった1年でもありました。

これからもきっと色んなことがあるだろうけど

なんとか一緒に頑張っていけるんじゃないかな

家族としての

大きな土台を築けたような気がしています。

私個人の1年としては

はあ

同じ世界で生きているとは思えないほどの変化。

今まで自分が構築してきたものとは別に

全く新しいリズムに視点に価値観!

まだまだ知らないことだらけ

でも学ぶことや体験できることがこの上ない喜びで

「我」というものが限りなく削られた1年で
(あんなにマイペース人間やったのに)

ときにはむしゃくしゃしたり無気力になったりしながらも

毎日笑かしてくれる娘の明るさに救われ

毎日がてんやわんやのお祭り騒ぎで

気がつけばあれよあれよと大晦日。

2015年は忘れられない1年になりそう。

みんなそれぞれに

色んな1年だったはず

 おつかれさまでした!

よい年の瀬と年越しを**

 
























2015/12/29

蜂蜜と素敵な人たち

久々に再会を果たした人たちからも

新たな夢をたくさんもらいました。

農業や自然の恵みに関して

知らないことがほんとに多いけれど

それを職業にしている知人友人の仕事場を見学したり

お話を聞いたりしてるとほんとに面白くて夢中になった。

もちろん自分が農業で生きて行くなんて無理だけれど

勉強したいし実践してみたい

その中で学ぶことは山ほどあると思う。



まずは旦那さんの親友のプーさんみたいな人

オーガニックの蜂蜜を作ってるお友達のところへ。

蜂蜜って

アカシア、栗の木、お花、いろーんな種類があるけれど

作り方がどうやって違うか知ってますか?

養蜂の箱の置く場所や時期によって

植物の環境が変わる

つまり

蜂の吸う植物の香りが

蜂蜜の味に現れてくるんだそうです。 

単純!

そして

蜂蜜ってそんなロマンチックなものやったんや!

蜂蜜ひとくち食べるだけで

大自然のお花や空気のエネルギーを身体に入れてるってこと。
 (もちろん蜂さんの頑張りも)

アーユルヴェーダでは

加熱していない生の蜂蜜はすごくいいエネルギーになる

体内の最も深い組織まで浸透する特性がある

といってそれを丸呑みにしてたけど

今になってやっと納得できたかんじがしました。





 とてもいい香りのする仕事場でした。

ありがとう!

その帰り道

仲良しのお友達のご両親のところに寄り道。

ここもまたすごかった。

夢のようなお家。

 
 この絶景。

なんて美しいところ。

セルフリノベーションのお家

家庭菜園

りんごの木からはたくさんの収穫

離れに木工のためのアトリエ倉庫があって

マグノリアの木は春に向けてぷくぷく膨らんでた。

そしてここにも養蜂の箱が!

いい時期に置いておくだけで

毎年20キロはとれるらしい。

その箱を置いてある場所はいつも同じだけど

年によって風味も色も違うらしい

やっぱりそれも自然の環境が年によって違うから。

面白いなー!

お土産にと瓶に入れて持たせてくれて

パリに帰ったらこの景色を思い出して

朝ごはんに頂こう。

友達のご両親は

30歳くらいのときにここにボロボロのお家を見つけて

2歳の子供(友達)を連れて引越しして

ゆっくりこの環境を作りあげていったらしい。

勇気あるなあ。

こんな夢みたいなことを実現してる人が身近にいると

なんだか勝手に心強く思いました。



 

 
 



 
 










ハーブティ

こちらに来てから

色んな人に出会い

また新しい世界が広がって

夢をたくさんもらいました。

街の中に住む人と田舎で住む人

生活の仕方や時間の流れ方

価値観やその実践法

ほんとにぜーんぜん違って

豊かさの質が違うんです。

パリに住んでいたら

一流の芸術に最先端の感覚

多種多様な文化など

たくさんのメリットがある。

田舎の生活では

家庭菜園や当たり前のオーガニックライフ

自然がすぐ側にあって

自然からの恩恵を受けることが生活と深く結びついてる

空は青くて夜には星がたくさん輝き

忘れていた感覚が目覚めてくるように

感情も豊かに溢れてきて

ゆったりした気持ちでいることができる。

多くを求めなくもなる。

お金がたくさんあって夫婦二人なら都会の生活も愉しい

でも子供を育て

自分たちの価値観を実践していく

可能性をもっと広げていく

そうなると

やっぱりもう少し穏やかな場所で

自然の近くにいたい。
(といってもあんまりど田舎は自信ないけど)

今は仕事の関係でパリにいる必要があるけれど

30代の目標は

「自分たちにあった土地をみつけ 

自分たちの家を持ち

生活を自然と結びついたものにする。」

漠然としているけれど

そういったことを考えたこの4週間でした。

こちらで見たたくさんの夢を忘れないようにここに書いて行きたいと思います。

 

 まずは市場で会った素敵なハーブティのおばちゃん。 

山奥でパーマカルチャーのハーブ畑をで草花を育て

調合してハーブティを作っているおばちゃん。

名前が気に入って購入したハーブティ

"Sous les etoiles"

(星の下)

お湯を注いであまりの美しさと詩的さにびっくり

 お花がぼんやりと


こんなに美味しいハーブティ飲んだことない!
(しかもお手頃)

一瞬にして虜に。

ハーブのこともっと知りたい!と思って

畑の見学にも行きました。

冬だから畑もお休み中だったけど

話しがすごく興味深いし

環境も夢のように穏やかに美しく

 こんな風に生きてる人もいるんだなあと静かに感動。



 娘は鶏に夢中になっていました。

このハーブティに出会ってから

娘を寝かしつけた後にゆっくり飲む1杯が最高の癒し。

身体に沁み込んでくる。

自分のお庭でハーブを育てて

お茶を調合できるなんて

なんて素敵なんやろう!

私もいつかやりたいな。

ハーブの効能

勉強したいことのひとつになりました。 

 



 




2015/12/27

Joyeux Noel

素敵な1日が終わりました。


 Joyeux Noel.

今年は満月のクリスマス。 

23日に寝込んでしまってどうなることかと思ったけれど

無事復活。ほっ 

ツリーを飾ったり

食卓の準備をしてると

近所の教会からパイプオルガンの響きがお家まで届いてきて

娘を抱いてちょっとだけ夜の月光浴散歩。

まんまるに輝く月をみて

1年前の大きな臨月のお腹を思い出した。

いいことも悪いことも色んなことがあったけれど

こうして健康に

大切な人たちと一緒にいれること

それが一番ありがたく嬉しいこと。


 蝋燭を点すと優しい光がぼんやりと。

旦那さんと義弟が次から次へと美味しいものを出してくれて

満腹大満足。

 そして!

自分で育て自分で射止めたお肉しか食べないという友人作

 心のこもった子羊の煮込み‥**

 暖炉の燃える温かい空間

食卓を囲む喜び

食べ物や命

感謝することを改めて感じさせてくれた美しい時間。

 私が作ったのはクッキーだけ(^v^;)

でもみんなおいしいおいしいと食べてくれて

よかったー




娘を寝かしつけたあと

寝室の窓から見える大きな満月が神々しく

月の光を浴びて目をつぶって

そっと手を合わせた。

これからの家族の幸せと健康

人の心と世界の平和

どんな人にも

笑顔になれる瞬間が一瞬でも訪れますように。

この祈りに答えてくれるように

安らかな気持ちが溢れてきて

光が沁み込んできたような気がした。 

お月様ありがとう。


娘と初めてのクリスマス。

私が変わったのか

世界が変わったのか

今年は何だかいつもとは違う特別な1日

心からの感謝の気持ちと

平和への願いにいっぱいになった1日でした。

 

今年も残すところあと少し。

毎日をゆったりと大切に過ごして行きたいと思います。








2015/12/19

田舎の生活



大変だった11月。

自然に囲まれた旦那さんの実家に来て

ほんとに心からリラックスしてます。

11月の大変だったあれこれ

パリのぴりぴりした緊張感も少し忘れて

最初は「あーこんなに疲れてたのか」と思うくらい身体がしんどかったけど

2週間するとやっと 心も身体もほどけてきて

やっと気持ちよく深く呼吸できるようになりました。

ヨガもじんわりゆっくり効いてるのが感じれて嬉しい。

ゆっくり本を読む時間も少し取れたり。

出産後初めて

娘を連れて森散歩もしました。

冷たい空気の中で感じる太陽の温かさはひとしおで

青くて大きな空は爽やかで

しんとした冬の森の植物たちと空気は

春にむけてゆっくり休んでる。

私たちも再生にむけて休んでる。

森のエネルギーに同調すると

気持ちがいい。

少し小高い丘の上まで行くと

美しい景色がひろがっていました。



 娘の目にはどう映ってるんやろう。

こちらに来てから感じること考えることがたくさんあって

「生活の質」や「これから興味をひろげていきたいこと」

そんなことをぼんやり思う。

それについてはまたゆっくり書こうと思います。

 









生後11ヶ月

旦那さんの実家に来てから早2週間。

のんびりとした田舎暮らしでゆったりした時間を過ごしています。

娘はついに生後11ヶ月を迎えました。

0歳最後の月!

嬉しいような寂しいような

でもどんどんパワーアップしていく娘と一緒にいることは

何よりも「生のエネルギー」を感じれる貴重な時間だとつくづく思います。

生まれたときからの写真を見たりして

ぷっくぷくお相撲さんだったまんまるボディとお顔が

今はわりとすっきりぷくっとして

あー大きくなってるな、とじーんとしんみり。

顔もすごい変わった。

フランスに来てよく言われるのは

「パパの髪にママの目」

確かにそうかも。

この1ヶ月はおばあちゃんも一緒にいるし

ひいおじいちゃんや親戚の人にお友達

いろーんな新しい人にも会って

またすごく刺激をいっぱいもらってると思う。

一番の成長は

give and takeができるようになったこと! 

「どうぞ」と「ありがとう」

今までは私たちがあげるばっかりだったのに

娘が私たちにおもちゃを渡してくれたり

スプーンやパンを口に持って来て食べさせてくれたり 笑 

箱から出したものを上手に入れれるようにもなって

あとはおっぱい飲みながら私のことを優しく撫でなで してくれたり

娘発信のコミュニケーションが出来るようになってきた!

これはすごい感動!

人見知りもどんどんましになってるし
 (でも愛想笑いは絶対しない人。)

ばーばと二人で少しのお留守番もできるようになった。

おいたん(義弟)も大好きになった。

私たち親以外との信頼関係が築けたことも大きい成長!

最近はつたい歩きと椅子を押して歩く、手をつないで歩くのが大好きで

めちゃくちゃ得意気な顔をしてる。笑

たまに一人でたって数秒バランスもとれるようになってきた。 

階段も登る。

 でもこっちにきて最初の1週間は

環境の変化や移動や新しい出会いに風邪と

かなりストレスが多かったみたいで

初めてすごい夜泣きが4日間連続で続いた。

夜中にどうやっても泣き止まなないし

寝ても30分に一回くらい起きたり

私たちも精神的にも身体的にもぐったりしてしまってつらかった。

新月の日の寝る前に

娘を抱っこして

「色々ストレス大変やったね、お疲れやね。
みんなあこちゃんに会えて喜んでるよ。みんなあこちゃん大好きだよ。
ゆっくり寝て、愉しい夢みてね」

と話しかけながら寝たら

夜泣きがなくなった。

月のパワーか

安心してすっきりしたのか

なんかわからないけど、ほんとによかった。

離乳食はこちらに来てからすごいいい感じ。

刺激が多い分食欲も旺盛で

ものすごい量を食べる。

お義母さんの畑の野菜に

こちらはオーガニックのお野菜もかなりお手頃なので

いいものを食べれてるしやっぱりそういうものは美味しいのかな。

 おっぱいも大好きみたいやけど

1歳過ぎたら卒乳もそろそろ考えられるかな、なんて思ったり。

掴み食べも上手になって

スプーンも自分で使おうとしたり

食への関心もだいぶ発達してきたみたい。

今までは私が食べるものを全部注意して

お砂糖とか嫌だと思ってたけど

大人がいっぱいいる中では方針を貫くのは難しく

この1ヶ月でほんとにいろんな新しいものを食べてて
(クロワッサンとか甘いものも。。)

それで食べることへの興味が深まってるかんじもするので

気をつけられるところは気をつけつつ

まあゆるくいこう、と思ったのでした。

0歳最後の月。

クリスマスにお正月に愉しいことがいっぱい

素敵な思い出をいっぱい作ろうね。




なんでも触りたいこの頃。

背伸びするむちむち脚にきゅん♡ 

でもこうしてみると

赤ちゃんらしさがどんどんなくなっていってるな〜

 
 



 

 

























2015/12/03

Les mauvaises graines

いくちゃんと6区7区をお散歩。

美味しい甘いものを食べ歩きしたり 

植物の香水にうっとりしたり

素敵なお花屋さんに吸い込まれたり

娘も連れて久々の女子時間を愉しみました。

やっぱりパリは素敵な街。

いつかお手繋いで一緒にこんなお散歩できる日が来るのが愉しみやなあ。 

数あるお花屋さんの中でも

群を抜いて素敵やったお花屋さん


愉しい日本人の女性のスタッフさんもいて○





 お花を送るのは好きだけど

自分のために買うのは最近ないな・・

でも

娘の1歳の誕生日にはここでブーケを買いたいな。

あと1ヶ月ちょっと。

ランチにCoutume Cafe

美味しかった!

愉しい時間を過ごすのはもちろん愉しいし

愉しい時間の思い出を思い出すのも愉しい。

くよくよしてないで

また愉しいこといっぱいしよう!

明日から旦那さんの実家へ帰省します。

娘、色んな人に初対面**

あなたの周りには

たくさんの愛があることを

伝えられるといいな。


2015/12/02

赤いサラダ

もうすぐ2ヶ月になるフランス移住。

大変としかいいようがないけど

やっと近所の地理や環境にも慣れて来て

お気に入りの八百屋さんやパン屋さんも決まって来た。

愛着をもてるようになると愉しい。

週二回野菜をいっぱい買って毎日野菜天国。

最近特においしい赤や紫の食べ物。

 レタスとビーツに無花果

黒米に赤蕪に紫キャベツに紫蘇の粉。

 娘が昼寝してくれて

お昼ご飯をゆっくり食べて

珈琲飲んでパソコンなんか出来ちゃう日は

あ、日常ってこんな穏やかなんや、と

ふと我に返る。

師走そのまんま

用事やこなさないといけないことが多過ぎて

気が走ってばっかり。

合間の時間にヨガを①ポーズするだけで

体中が詰まってるのがわかる。

身体も心も解そう。

無理しない身体と落ちつく心

大切にしよう。



2015/12/01

初めての美術館

11月のはじめはいくちゃんが遊びにきてくれていました。

娘と2人だと近所の散歩ばかりなので

いくちゃんのおかげで色んな素敵な処にお散歩に行けました。

癒されました○*

ありがとういくちゃん!

まずは

娘も連れて一緒にオルセー美術館に。

娘っこはじめての美術館。

私も旦那さんも大好きな美術館。

久しぶりでうきうき。

印象派の階

モネやマティスの彩りにうっとりするのもつかの間

ぐずりだし

美術館に響く大声・・

こりゃいかんと

泣く泣くソファのとこで授乳。

ご機嫌になった娘はハイハイをしまくる。


ゆっくり芸術鑑賞はとうぶんお預けやなこりゃ。

でもパリにいる間は

一流の芸術に触れる機会を大切にしたい。

娘の目にはどんな風に映るかな。