2013/09/06

北の住まいの設計社

「大雪山は水でできている」

宿のご主人が言っていた言葉。

雨がふって

山に染み込んで

何年もの時を経て

その水が湧き出る。

その水を私たちが飲んで

温泉につかって

その水が人の身体を作る。

宿の温泉の余った水はオンドルのように床を暖め

さらに流れでたものは外の雪を溶かす。

山の恩恵。

水の循環。

大雪山で過ごした2日間はとても意味のあるものでした。

ヨガの先生の言葉

 「1時間のアサナプラクティスがあとの23時間に影響を持たないならば、それはヨガではなく単なるエクササイズである」

旅もそうあるべき

旅行で感じたことや学んだことがこれからの人生に影響を与えるような旅の仕方をしたい。

大雪山の2日間は

うまく言葉では表現できないけれど

すごいインパクトがあって

どんなふうにかはわからないけれど

私の人生になんらかの影響をあたえてくる気がする

そんなチカラを感じた2日間でした。

 おっちゃんおばちゃんほんとにありがとう。

旦那さんは「歳とったらあんなおっちゃんになりたい」と言ってました。笑

 後ろ髪を引かれる思いで宿を出発。

東川町を散策。

すごく気になっていた場所

「北の住まいの設計社」さん

田舎道を走らせ到着!

しかし!

まさかの定休日!
(ちゃんと調べときゃよかった・・)

が、ここは一応大阪人の血が騒ぎ

 「誰かいたらいれてくれるかもしれない」

と勝手に敷地内に入って従業員の方を発見!

大阪とフランスと岐阜から来たことを告げると

「遠いところからわざわざ~」

お店やカフェはしまってましたが職人さんはお仕事していて

特別に入れてもらえることが出来ました。

 なんと心がひろくありがたいこと・・
(そして厚かましい私たち・・)

 北海道、出会う人みんなが心温かくて感動しました。

 そして北の住まいの設計社さん

ほんとに素敵なところで素敵な哲学のある処でした。

緑がいっぱいで静かで心地よくて

自然の中にぽつんと立つ廃校になった小学校

体育館や教室や図書館がアトリエに。

こんな働く環境、最高。

時間をかけてモノを育て大切にしていく心

出来るだけ国産の木、ナチュラルな素材を使って

自産自消

人間にも自然にも優しくあること。

手間や時間がかかっても

本当に大切なことを見つめていくと
(色んな知識が必要だけれど)

本物が出来る。

 ここ最近

「本物」って何なのか

ずっと探していて

いろんなことを見て話を聞いて

「本物」に対する理解が

少しずつ開いてきた。

それは

愛することや

感謝することや

大切に思う気持ちや

尊む気持ち。















 本物の「住まいのかたち」を提案してる設計社

これから家を建てたりするときがいつか来たら

ここで感じたことや見たことを参考にできるといいな。
 
無理な訪問を受け入れて

とても熱心に説明してくださり

本当にありがとうございました。