冷たい山の静かな朝
ゆっくり起きて
村のお茶をのみ
身体を温める
「あの絵の風景がみれるよ」
「あの絵の風景がみれるよ」
みんなで朝のお散歩
見晴らしのいい丘の上へ
秋の深まり山粧ふ
冬の足音も聴こえる
空気は凛として
でも光はあたたかくて
透明の蒼い空
ふさふさゆらゆらと揺れるススキ
もこもことまるいやさしい曲線の茶畑がどこまでも続き
遠くに連なる山たち
世界が輝いてみえた
背ぐらいある茶畑でかくれんぼ
顔をにょきっとだしてにやりと笑う
斜面も自分でぐいぐいのぼり
下り坂を全速力で駆けていき
見てるほうはおろおろしながらも
ああ
こんな時間がずっと続くといいなあ
いろいろと溢れ流れる気持ち
風景に溶けていった
私たちは
これからどんな環境のなかで
どんなふうに生きていきたいか
育んでいきたいか
そんなことを考える
夢はひろがるばかり
光のさすほうへ
お導きがあるのを信じよう