私の生まれ故郷の堺は
包丁の町。
大阪はあんまり観光するところがなくて
いつもちょっと困るのですが
料理人の義弟の希望あって
包丁の工房に見学にいってきました。
(3月のこと。時間が立ち代わり入れ替わりしております)
小学校の社会見学でいったっきり
大人になってからちゃんと興味を持って行くととても勉強になりました。
キレのいい包丁で料理するのはすごく気持ちがいいです。
逆に切れない包丁だと愉しさが半減。
包丁の秘密を垣間みました。
祖父に
「鉄は熱いうちに打て」
と小さい頃からずっと言われていましたが
鉄が色やカタチを変えていくのは魔法のように神秘的で魅了されました。
燃え盛る炎や火花にびくともせず
その小さな変化に敏感に冷静に対応していく職人さんの腕もすごくかっこいい。
毎日使う包丁だからこそ
愛情を持って丁寧に使って
食べ物を切る、という行為の奥の深さと気持ちよさを
毎日楽しんでいきたいし
食材をしっかり見る、ということも大切。
包丁から広がる哲学の世界は
思ったよりも大きそうです。
まだまだ初心者なので
毎日ちょっとずつ意識していきたいな、と思います。