3月11日。
もう4年が過ぎて
いろんなことが変わった。
去年は存在もしてなかった娘が
今こうして腕の中にいる。
おーなり由子さんの「だんだんおかあさんになっていく」という本の中に
「ひかりのあるところ」
という詩があります。
すーっと涙が流れました。
うまれたとき
はじめに出会うのは
ひかり
あかちゃんは まふだの奥でおもう
ーここは
ひかりのあるところ!
ああ ひとが
生まれて一番はじめに知ることは
この世界が
ひかりのある場所だということだったのか
それなら
わたしは
おまじないのように
くりかえさなくてはー
どんなときでも
この世に
ひかりがあるということを
しぬまで 忘れないでいられるように
たとえ
くらやみしかないように
思えるときでも
自分の生まれてきた場所は
ひかりがあるところなんだということを
思い出せるように
おまじないのように くりかえす
ここは
ここは
ひかりのあるところ
おひさまは毎日世界を照らし
おつきさまは暗闇でも輝く
これからもどんなことが起きるかわからないけど
なんてことない日常と
生きている命を
改めて
大切にして感謝して
より愛おしく感じる1日。
3月11日。