2018/04/05

春のおやま

週末ばーばのお家にいくよ

みんなでお山にいこうね

ピクニックしようね

とっても愉しみにしてた

到着した夜

まんまるの満月

たくさんの星たち

天井窓からはいる光をあびて

おっぱいをあげて

ゆっくり眠りについた

朝の空の明るさで目が覚めて

鳥の唄が耳にやさしく響く

すぐにみんなで山に出かけた

乾いた冬の葉
芽吹き出したみどり
息吹の音が聴こえそうな大地

冬と春が混ざり合う

柔らかい光が春の祝福のようで

目に見えないもの
耳にきこえないもの

肌で感覚で感じるのは

とても気持ちがよくて
 
 ここにくると

自然のリズムに身体の波長が整う

呼吸がゆったり深くなって

無駄なちからが抜ける

感覚がぽわーんとひろくなる

山の小人さんたち

おもちゃなんて何もいらない

ここには何でもあって

なんでも作り出せる


 火をおこして

おそとで食べるごはんは最高ね

 この木漏れ日

 ずっと走っている姉さん

 この細いところもひとりで歩けるようになった

 山にくると

パパのいうことは何でもきく

パパと同じことがしたい

ママのいうことはなんも聞かない

よくわかってるわ 笑

 息子ははじめて自然と戯れて

最初は怖がっていたけれど じょじょに慣れてきて




葉や枝や草に土に木

不思議そうに見つめたり触ったり

その姿がまた愛おしい 

ふたりがこうして遊ぶ姿

じんわり目に沁みて

なんだか夢のようだった

きらきらかがやくいのち

自然に見守られ

自然のなかで育っていく姿

ずっとみていたい