8月
過ぎゆく夏の記憶
昼下がりの陽射しが目に肌に沁みる
金色に揺れる穂
心地よい風
夏の終わりのかおり
山の音が耳元を駆けていく
お義母さんの畑の恵み
この土地のチーズ
小さな村の窯で焼かれたパン
バスケットに入れて
ゆっくりさんぽする
みんなでおいしくいただく
この時間の流れのなかに身をゆだね
味わい愛おしむ
遥々日本からやってきてくれた友人たち
特別な場所に
思い出が重なっていく