バカンスでいないからと
屋根裏のアパルトマンの鍵を渡してくれた友人
娘のことを想いながら
息子と少し散歩をして
部屋の中で静かな優しい時間を過ごす
こんなにゆっくり2人でいるのは
出産の入院以来かなあ
つぶらな瞳でじっと私をみる
見つめあう幸せ
あたたかい
Lucasという名前のラテン語の由来
光
(実は名付けてから偶然に知った)
パリの空が光に包まれる姿
小さな窓から何度も眺めた
薄いグレイと白の朝
透けるような碧
夕焼けの紅
深紺の夜
光にはいろんな表情がある
息子も一緒
もう住みたいとは思わないけれど
パリに流れる空気はやっぱり好きだ
思い出がたくさん蘇る