最近の娘が寝たときのお楽しみ
ソーイングに読書に夜の映画鑑賞。
心に響いた4つの作品の覚え書き。
映画
「風立ちぬ」
宮崎監督の作品でこんなに悲しく切ない気持ちになったのは初めて。
どんな時代でも夢をもって力強く生きる。
そんなメッセージと
戦争の影。
夢を叶えることと、戦争が結びついてしまうなんて皮肉
病気で愛が引き裂かれるのも皮肉
でも本人は静かにまっすぐと生きていく。
その姿がかっこよくもあり悲しくもある。
ゆーみんの飛行機雲の歌が好きになって毎日聴いてる。
「グランドブダペストホテル」
シュールなエンターテイメントに終始わくわくとうきうき
ダークな笑いが好きな人は好きだと思う。
東欧っぽいノスタルジーとユーモアがたっぷり味わえた。
見終わったあと元気になれる。
「二つ目の窓」
河瀬直美監督の世界観が南国の蒸し暑さと結びついて
最初は暗過ぎて見終えるか不安になったけれど
美しい映画だった。
家族の物語であり恋の物語であり。
生と性と死の物語でもあり。
どのような家族でありたいか
どのような姿を子供に見せて
どんなことを伝えたいか
そんなことを考えさせられる映画だった。
本
「サラバ!」
昨年の直木賞受賞、西加奈子さんの作品。
姉の強いお薦めで読んだら
上下あって長いのに
ページをめくる手が止まらなくなるほど引き込まれた。
娘が寝てるあいだに読破。
登場人物の奇想天外さとありえない展開なのにどこかあるあると頷ける感じ
上はギャグ漫画を読んでるような驚きとワクワクと
下はざわざわ心乱されながらも感動
「自分の信じるものを見つけなあかん」
おばちゃんの心に響く言葉。
信じるものは自分のどこかにあるはず
でもそれをまだ見つけれていない自分と
なんとなくもう見つけているような自分。
まだまだ手探りは続くけど
それに世間体や情報や他人の評価は
関係なくてもいいのだな、と思った。
・・・
子育て生活のまっ只中。
毎日の生活に追われつつも毎日の一瞬が感動的で愛おしくもあり
その分自分たちの世界の中だけで生きてしまいそうで
だから
視野をひろくもったり柔軟性をもったりするためにも
自分とは全く違う世界
本や映画の中でも
外との世界との繋がりを持っておく
心がけておきたいことのひとつ。