2014/05/02

The People by KISHIN

新聞で目にとまりとても気になっていた篠山紀信さんの写真展

The people by KISHIN

グランフロントに観に行きました。

写真の鑑賞はなんだか久しぶりな感じ

わくわく。

 これ好き。

 被写体が全部人間である写真力がテーマの展示でした。

大きなパネルに印刷された色んな人の写真。

写真は瞬間の切り取りでしかないけれど

その中には

その被写体の持つ個性や心境や味や、言葉では表せない色んなものが映ってる。

人の肌や産毛や血管まで透けてみえたり

感触や質感まで伝わってきて

何とも言えない表情に凄みが溢れ出てたり

光のぼんやりした感じと人間が一体化してたり

Vogueみたいな黒柳徹子さんから

宮沢りえさんの美しいからだ

ピンレディーの色気

大相撲の迫力

いろんな人の写真があったけど

全部生のリアルな感じがしました。

作り上げたイメージの中でも隠せない溢れ出る人間性

どれも一瞬の空気の深さを感じられれる写真でした。

人の相違を感じられるものや完ぺきでないもの、自然体が私は好きです。

侘び寂びとまでは言えないけれど

そういうものに愛着を感じたり想像力を刺激されます。

写真展を一緒に観に行ったのも畑ちがいの踊り子さんだったので

視点や好み、感性の話しなどをして

とても刺激と充実感のある1日でした。

ふと気がつくと

表面的なものしかみれなくなっている時があるから

深みに気づくことや

深く考えること

必要だな、と思った1日でした。