2014/05/29

大凧祭り

いきなりの夏日の到来。

太陽はぎらぎら陽射しを強めて

涼しい風がありがたい。

滋賀県に通訳の出張に行っていました。

パリのとある美術館の研究員の方が日本の凧文化について調査されるとのこと・・

私は凧については無知でしたが

開けてびっくり

とても愉しくて夢のある世界でした。

東近江市の大凧祭り。

100畳の大凧

全国の凧名人の集い。

面白いキャラの濃い素朴なおじいさんだらけです。笑







 みんなすごいクリエイティブ。

優しくておしゃべり好きで気前がよくて。

そしてみんな空と風にロマンと情熱を捧げているのが深く感じられて

どこかキラキラしてるものがあります。

伝統的なもの、オリジナルのもの

たくさん拝見しお話をお聞きしましたが

凧の文化は伝統と創作がとてもうまく絡み合ってると思います。

形は大切

でも形にとらわれないことも大切。

 柔軟に形を変えながらでも

文化が続いてみんなに愛されることやみんなで楽しむことが大切。

お金の勘定などの空気がみじんもなく

純粋に楽しんでる空気感もとても心地よかったです。

そして肝心の大凧。

100畳、700キロの凧が空を舞う姿は

人間の力と

自然の力の融合。

感動しました。


 みんなの想いがこもってる。

 ひとつのことを続けるのはそんな簡単なことではない。

みんなの想いがなければ絶対に出来ない事。

私の頭は通訳に必死でぱんぱんであまり余裕がありませんでしたが

文化、人柄、伝統・・

とても勉強になる3日間を過ごさせていただきました。

ご縁に感謝です。

東近江市のみなさん

本当にありがとうございました。







2014/05/22

初夏のお便り

初夏の嬉しい便り。

京都にはたくさんの緑があって

今の季節は緑の生き生きした生命力と

じわじわ熱を増してきた太陽と

涼しい風

色とりどりのお花たち

ふっと鼻をかすめる甘い香り

ただ歩いてるだけで愉しくて優しい気分になります。


 新しい音楽を聞いたり

また少しづつ変化していく感性や気持ち。

これからはどんなことをしていこうか

楽しみになる初夏です。

 やりたいことがたくさんあるなー







2014/05/17

カステラ

今日は朝5時半に目が覚めました。

だからか朝からお腹が空く。笑

小さいときからずーっと

カステラといえば福砂屋さん


 黄色い卵の味とふわふわの食感とかりかりのザラメ

牛乳もバターも水も添加物もなし

卵と小麦粉と砂糖のみ

秘密のふわふわの混ぜ方

飾らない素朴な姿に

シンプルで懐かしい味。



焼き菓子の中で

一番ほっとする甘いものかも。

ポルトガルにものすごく惹かれます。

生まれ育った堺はポルトガルとの交流が盛んだったらしく

偶然にもフランスで住んでたとこはポルトガル人街。

何か縁を感じるんです。

ヨーロッパで今一番行きたい国!

カステラのもとのお菓子

修道院の尼僧さんが作っていたという

パン デ ローも食べてみたい。

小さい食堂で海の幸の料理を食べて

海の近くを散歩して

おばあちゃんのエプロン姿に癒されて

そんな旅をしたいです。

妄想がひろがるカステラタイムです○*








2014/05/16

コメツブメクサ

ほんとにいい季節。

雨あがり

道ばたの雑草が雫できらきら。


まんまるに小さい黄色がちょっとミモザみたい

名前を調べたら

コメツブメクサというそうです。

米粒・・笑

ちいさくて丸い花

可憐でかわいい。

雑草も

よくみると豊かで愉しい。





 
 


2014/05/15

失われつつある大切なもの

私は古いものや想いを込めて作られたものがすきです。

日本の民藝もすき。

職人さんのアトリエや工房に行くとわくわくします。

ごちゃごちゃと色んな工具や材料が並んで

ちょっとほこりっぽくて

独特の匂いがする。

自然の素材が相手だから

我もない。

郡上で朝ご飯を食べてたら

旦那さんがいきなり「船の職人さんに会いたい」と呟き。笑

ゆきえちゃんのお友達に紹介していただいた職人さんのところへ。

田尻浴槽店さん。

日曜の朝でも働いてる。

鵜飼船を作っていらっしゃいました。


 木材にしっかり刺さり込むようにわざと錆びた釘をつかうそうです。
(表面がギザギザ)

 使わなくなった船は燃やして釘だけ再利用するそうです。
(その潔さもまたかっこいい)

釘を作る職人さんももうほとんどいないそう。

 図面はなくて

感覚で作っていくそうです。

それもかっこ良すぎる。

そこらじゅうに定規が吊るされてる。笑

一通り船のお話をしていただいたあと

職人の生活の難しさや厳しさのお話もお聞きしました。

もともと桶屋だったのが最近は桶のお風呂なんての受注はないし

川がある限り船は必要だろうと造船の修行をされたけど

今はもう船の受注もないこと。

自分が相当苦労したからもう弟子はとりたくないしとれないこと
 (食べていけないから)

作られているものは素晴らしいのに

求められないという 厳しい状況。

便利、簡単というものに浸食されてしまった私たちの生活。

こうして日本の職人さんたちは

どんどんいなくなっていく。

素晴らしい技術も

素晴らしい伝統も

失われていってしまう。

黙々と淡々と続いて行くものもあれば

こうしてなくなりつつものもたくさんあるんだな・・

現状のお話を聞いて

どうしようもないしんみりした気持ちになりました。

伝統を守ることは一個人としては難しいけれど

まずは触れて

今の生活の中で上手に活用したり

新しい感覚で取り入れたり

どうにか繋がって関わっていけたらいいな

そんな風に思います。

いいものを残す、大切にする。

便利さに惑わされない。

んー

実際には難しいのかな・・

 

 



 


 

 




2014/05/14

岐阜の自然と水

郡上八幡から白山の麓まで

新緑の山の間を走り

川をのぼって

水の張った田んぼの美しさが心に染みます。

時間の流れ方が自然のリズムに同調してる。

日本の田舎の風景。

顔にかかる風が心地いい。




肌で感じれるくらい

この場所は潤っています。

水が人に与える影響は計り知れないから

水が美しいと水の生命力や柔軟性を感じられるような気がして

自然と心がすーっとします。
 

静かで透明な湧き水

止まることなく流れる川

潔く落ちていく滝

水しぶき


どれも同じ水なのに

色んな姿になっていく。

何にも逆らわず

ただ流れていくというシンプルな特性が

魅力であり脅威です。











 普段は都会の生活だから感じることが難しいけれど

自然の中にいると

感覚や頭の中がシンプルになって

自分も自然の一部なのだと感じられます。

なんだかここ最近ずっとばたばたしていて

ちょっと荒れていた自分の状態にも気づけたような気がしました。

頭や心をシンプルにするのって

自分ひとりでは難しい。

今回こうして岐阜にいけて

色んなことに改めて気づいたり発見したり

とてもいい刺激をもらえました。

気を改めて

出来ることから

意識して行動していきたいと思います。

まずはしっかり向き合うこと。

そして水のように柔軟な意識をもつこと。

ゆきえちゃん、ひろとさん、郡上のみなさん

本当にありがとうございました。















 

2014/05/12

ペアヨガ@ひるがの高原×ラシェーズ

美しい水の流れる川を眺め

新緑の鮮やかな緑のグラテーションの山を越え

大自然に包まれた緑の原

ひるがの高原に。

冷たい朝の空気に青い空が気持ちいい。


ふわふわの草の大地に暖かい陽気

緑の香りがする風。

ゆきえちゃんと一緒にやらせてもらったペアヨガクラス。

たくさんの小さな驚きと気付き。

いつもと同じポーズが

全くちがう感覚になったり

一人では伸ばせないところが自然と柔らかく開いたり

ふたりでつながりを感じられるからこそ力が抜けたり

ただ背中を合わせて呼吸するだけでも

ひとりでは感じられないことを感じられる。

身体と一緒に

心も開いていく感覚。 

この意識をみんなに伝えて

みんなでシェアしていく。

みんながゆったりと色んな表情を見せてくれて

終始和やかな空気が流れてた。

ひとりもいいけど

ふたりもいい。

ひとりでは出来ないことが

ふたりでは出来たりする。

繋がるちから。




この企画もゆきえちゃんがいなければ出来なかったこと。

場所をかしてくれたラシェーズさんがいなくても出来なかったこと。

来てくれるみんながいなくても出来なかったこと。

 すべてのご縁に心から感謝します。

ありがとう。







心からゆったりと

とても穏やかな時間を過ごせました。

ありがとう。

また行きたいです。



2014/05/06

包容力の家

 感性やセンスのいい人は

素敵な空間や時間の使い方を知ってる。

リッチで豪華とか

流行とかそんなんではない

しんみりとじわーっとくる詩的なもの。

愛情や歴史を感じるもの。

自然と共生しているもの。

 雨に濡れた新緑


自家製レモンソルトのタジン鍋。

たけのこが斬新。

 もわもわの囲炉裏。

素敵な空間に素敵な人。

人は場所を作って

場所は人を育てる。

色んな想いや人とのつながりを感じれる家は

人を包み込むような包容力があって

時間の流れ方がゆったりしてる。

そこにいると

ただただ心地いい。

素敵な午後を過ごしました。

みきさんありがとう。

夢をいただきました。

 




2014/05/02

The People by KISHIN

新聞で目にとまりとても気になっていた篠山紀信さんの写真展

The people by KISHIN

グランフロントに観に行きました。

写真の鑑賞はなんだか久しぶりな感じ

わくわく。

 これ好き。

 被写体が全部人間である写真力がテーマの展示でした。

大きなパネルに印刷された色んな人の写真。

写真は瞬間の切り取りでしかないけれど

その中には

その被写体の持つ個性や心境や味や、言葉では表せない色んなものが映ってる。

人の肌や産毛や血管まで透けてみえたり

感触や質感まで伝わってきて

何とも言えない表情に凄みが溢れ出てたり

光のぼんやりした感じと人間が一体化してたり

Vogueみたいな黒柳徹子さんから

宮沢りえさんの美しいからだ

ピンレディーの色気

大相撲の迫力

いろんな人の写真があったけど

全部生のリアルな感じがしました。

作り上げたイメージの中でも隠せない溢れ出る人間性

どれも一瞬の空気の深さを感じられれる写真でした。

人の相違を感じられるものや完ぺきでないもの、自然体が私は好きです。

侘び寂びとまでは言えないけれど

そういうものに愛着を感じたり想像力を刺激されます。

写真展を一緒に観に行ったのも畑ちがいの踊り子さんだったので

視点や好み、感性の話しなどをして

とても刺激と充実感のある1日でした。

ふと気がつくと

表面的なものしかみれなくなっている時があるから

深みに気づくことや

深く考えること

必要だな、と思った1日でした。

 

 

 

 







2014/05/01

ふわふわ

道ばたにふわふわ


さりげない存在感に

ほっとする。

主張しない魅力がよけいに愛らしい。