2015/11/16

祈り

パリで大変なことが起こりました。

この週末はずっと

お腹の中が灰色になったように重くて

悲しくて怖くてショックで

人質になった方

亡くなった方やその家族のことを聞いたり

想像すると

何度も胸が締め付けられてしまって。

なんてことのない日常の平和が

悪意によって人為的に

壊され、脅かされてしまうことが

こんなにひどく辛い事だとは想像もつきませんでした。

でもこれは現実。 

世界は狂ってしまってる。

でも今に始まったことではなく

ずっと狂ってて

私が見てみないふりをしてたのもあるのかな

「ちゃんと目を開け」と

叩き起こされたような気分です。

色んな思いや考えが頭の中をめぐりめぐって

まだはっきりとした自分の意見を確立できない。

時間をかけてゆっくり考えていきたい

私たちの日常の生活で出来ることは何なのか。 

他人を尊重すること。

お互いを思いやること。

恐れや怖さからではなく

愛によって行動を起こすこと。

自分の心の中に平和を見いだす事。

今はそんな抽象的なことしか思い浮かばない。

とにかく

日常の平和と世界の平和

祈るばかりです。

フランス人は強い。
旦那さんと娘と3人でいるのに怯えが止まらなくて 

それを見かねてか

日曜日、友人家族が家に来てくれた。

「大丈夫」と言って心に寄り添ってくれて

恐る恐る一緒に出かけたら町はいつも通り平和で

みんなテラス席で食事したりジョギングしたりしてて・・

みんなほんとは怖いけど

普通にいままでみたいに愉しく過ごそうって、がんばってる。

こういうカタチでのテロには負けないっていう態度

フランス人の強さにびっくりしてるのと、ちょっとした感動です。

私も怖いけど、ちゃんと情報みながら元の生活に戻れるよう努力しようと思います。

穏やかな気持ちを取り戻すにはきっと時間がかかるけど

リスクのない生活なんてない。

外にでれば交通事故に巻き込まれる可能性もあるし

自然災害だっていつ起こるかわからない

怖い怖いと言っていたら家に引き籠もることしかできない。

家にいたっていきなり放火されたりするかもしれないし。

恐れにはきりがない。

そんなことよりも

ちゃんと生きていかないといけない。

生きていくなら喜びをいっぱい感じて生きたい。

今月はなんだかずっと大変

娘が元気になったと思ったら

旦那さんが遂に体調を壊してしまって。
(慢性過労だったから予想はついてたけど)

今私が倒れたら大変なことになるから

とにかくしっかりしなきゃ。

今は強くあるべきとき、とか言う余裕すらなくなってきたけど

必然的にどんどん強くなっていくな。笑 

いや、笑ってる場合でもないんやけど。

ゆっくり呼吸しよう。