2015/11/30

La vie continue

今月はものすごい。

波が荒い、荒すぎる。

身近で悲しいことや大変なことがたくさん起きて

感情の起伏が止まらず

胸やお腹のまわりのエネルギーの波乱。

人は経験を経て学ぶとはこういうことなんやろう。

ポシティブなことから学ぶのは愉しいけど

大変なことから学ぶのはストレスを伴う。

世の中にはあり得ないようながあることを認めざるをえないことが悲しく

それと同時に

まっすぐな心に触れ、感動することもあり

深い優しさに泣きたいくらい感謝することもある。

人間性の豊かさや誠実さについても色々考える。

どんなに悲しく不愉快なことがあっても

それに乱されない正義と品をもって

向き合う姿勢を崩さない事。

 感謝する心。

反省する心。 

思いやる心。

どれだけ打ちのめされても

La vie continue
(Life goes on)
と言える強さと潔さ。 

イメージに騙されない価値観と視点をもつこと。

内側から溢れてくるものを感じれる動物的な感覚。

なんか、今まで自分が持っていなかったものを

これから養い構築していく必要があるなと思うし

今まで自分が大切にしてきたものを

これからもっと深く大切にしていきたいとも思う。

今週は

私の知っている強い人たちのことをたくさん想った。

母、祖母、先生、友人知人・・

想うだけでパワーをもらえるような気になる

こういう人たちに出会えたことだけでも私は幸せだ。






全然話は違うけど

先週は用事があって郊外の移民局に。

着いたら長蛇の列。

わーやばいな、と思いつつ

前に並んでるとても美人な女の子がいたのでちょっと話した。

同じ歳くらい。

ひとりで来ている。

難民カテゴリーのところに連れて行かれた。

ニュースでしか見る事のない現実が目の前に存在する

こんな綺麗な女の子

命を守るために国を逃げてきたなんて。

悲壮感なんて全く感じさせないで

凛としてとても品のある笑顔・・

私の知る事の出来ない彼女の人生だけれど

どうかこれから幸せなことがたくさん起こりますようにと

心から想った。

ひとりひとりの心の中に

家族の中に

友人の中に

街に

世界に

平和が訪れますように。

平和。

ぬくぬくと生きてる私が言うのはなんだか偽善だと前は思ってたけれど

今は本気で思います。







































 





2015/11/22

生後10ヶ月

生活の混乱を迎えるなか

娘は無事に10ヶ月を迎えることができました。

これほど娘の笑顔に救われたと思う1ヶ月はありませんでした。

元気に育ってくれて

私の側にいてくれて本当にありがとう。

家族の大切さを身にしみて感じる今日この頃です。



娘っ子、最近は音への反応やコミュニケーション能力の発達がすごい。

ママ、パパはたくさん言ってるくれるし

私たちの出す音のリピートも出来る。

手をふって挨拶やバイバイができることも多くなってきて

カーテンやものに隠れて自分でいないいないばあしてきたり

私たちの反応をみて喜ぶ。

言ってる事もちょっとづつ理解してるように思う。

何かを説明するときは静かに聞いてくれる(ときもある)

安心させる言葉をかけると泣き止んで落ちついたりする。

ノリで歌って踊って気を紛らわして何とかする、ということも出来るけど

ちゃんとわかりやすい言葉で気持ちをこめてお話する

心に寄り添う言葉をかけてあげる

ということもますます大切になってきたと思う。

でも「ダメ!」「こらこらこら」には聞く耳たてず 笑

やってほしくないことも色々するように。
(机や棚のものを取り出して食べようとしたり電気のプラグを抜いたり畳んだ洗濯物をぐちゃぐちゃにしたり片付けてるものをポイポイしたり・・)

自我や好奇心がすごい!

おしゃべりが大好きで喜怒哀楽も表現するし

とにかくずーっと喋ってて

明らかに何かを伝えようとしてる。

「そうやね」「そうなんやー!」と一緒におしゃべりしてるような気分になれて愉しいし

娘も嬉しそう。

私の最近の一番好きな行動は

眠たいときに目をつぶって寝ぼけたような声で

「ぱいぱいぱい・・」と囁いておっぱいを要求してくる姿。

ぽかぽか温かくなった身体に添い寝してるときが最高に愛おしい。

朝起きたり寝付くときも私のほうに飛び込んで来て

抱き合うようにしたり、撫でてあげたり、腕枕をすると安心するみたい。

でも私が起きないときは容赦なくビンタに頭突き

鼻に指を突っ込んできたり目を突いてきたりする。

恐るべし・・

元気でお腹がすいてるときは

しれっと私のほうに来て

服めくっておっぱい見つけてちゅーちゅー飲んでる。

私はウォーターサーバーにでもなった気分。

少し落ちついてきていたので友人や子供だちに会ったり

旦那さんが倒れてからは友達がお見舞いに来てくれたり

事件後は友達と過ごすことも大切にしていたので

人に会う機会が多かったのでやっと慣れて来たのか

人見知りも少し落ちついてきた。

同じくらいの赤ちゃんやお兄ちゃんお姉ちゃんがいると

すぐに近づいて顔や身体に触れにいく。

おもちゃの取り合いもかなり強い。笑

 初めて会った人でも1時間も一緒に過ごせば抱っこされても泣かないし

3回くらい会った友達のことは覚えてるようで

顔をみた瞬間ニターっと笑うし自分からも絡みに行くようにもなった。

家にお客さんがいるとご機嫌ちゃん。

賑やかな空気が好きみたいだし

人に興味があるみたい。

問題の離乳食は

え、まだ食べるん!?というくらい食べるときもあれば

3分の一食べてぷいっとどっかに行ったり

気紛れになんとか進んで行っています。

ハイチェアに立つし机の上に乗ろうとしてくるので

今はずっと床で一緒に座って食べるようにしてる。
(ある意味和風な感じやけど)

ブロッコリーカリフラワーは鉄板

自分で掴み食べするし

完食すると「もっと出せー!」と言わんばかりに癇癪を起こす。

 いろいろと面白過ぎ。

旦那さんが体調崩したのもあって家にいる時間が増えたので

こんなに3人で一緒に過ごす時間があるのは初めて。

あともう少し

ゆっくり過ごさせてもらおうと思います。

娘の成長を夫婦で実感できるのは私も嬉しいし助かります。

体調崩したのは大変だったけど

前方に光も見えて来たので

ああ、ほんとによかったな。

娘も旦那さんも私も

心身の健康が何よりも大切。

それを守っていくのが

私の役目でもあるな、と思います。

しかし

移民局の健康診断で久々に体重はかったらびっくり

出産してから−15キロ

いつもの体重の−3キロ

この15年くらいで1番痩せている・・

嬉しいといえば嬉しいけど

今までぽちゃぽちゃ脂肪で身体を守って来ていたのだろう

腰がスカスカして痛くなったりするし

寒さに弱くなってる。

まあおっぱい止めたらまた太るやろう。


 素敵な秋の公園ショット、と思いきや

実は病院のお庭ショット。笑

もう病院には戻りたくないよー













2015/11/20

この1週間

今日であの日から一週間。

今週は移民局にいったり人に会ったり何かと忙しかった。

普通にバスに乗りメトロに乗り

普通に街の中を歩いて用事を済ませる。

いつも不安があるけど

日常生活に支障はない。

たくさんの友人知人が連絡をくれたり

電話で友達と近況を話したり

会って一緒に愉しい時間を過ごしたり

誰かと想いを共有し寄り添い合うことが

今は一番の励みになってる。

人の温かさやを感じることが

こんなに安心感のあることなのだと改めて深く実感した。

まだ色んな情報が飛び交い 

何が真実なのかはわからず

何を信じていいのかはわからない。 

でも

前をみることは出来る。

「こんなときに愉しむことを考えるのは不謹慎だ」
 と考える人と

「こんなときだからこそ、愉しむことを大切にして前に進んで行くべきだ」
と考える人

私も両方の考えが頭の中にあって葛藤があるけど

後者を選ぶことで日常へ戻れることへの感謝と乗り越える気持ちが保たれてる。

これはフランスに住む友達や社会が教えてくれた強さ。

心が乱れまくったこの3週間だったけど

逆に心を静かに保とうとする修行ができた

旦那さんの体調もこれからの状況も

好転していってるから

感謝の気持ちをいっぱいにして

この調子でがんばっていこう。









2015/11/16

祈り

パリで大変なことが起こりました。

この週末はずっと

お腹の中が灰色になったように重くて

悲しくて怖くてショックで

人質になった方

亡くなった方やその家族のことを聞いたり

想像すると

何度も胸が締め付けられてしまって。

なんてことのない日常の平和が

悪意によって人為的に

壊され、脅かされてしまうことが

こんなにひどく辛い事だとは想像もつきませんでした。

でもこれは現実。 

世界は狂ってしまってる。

でも今に始まったことではなく

ずっと狂ってて

私が見てみないふりをしてたのもあるのかな

「ちゃんと目を開け」と

叩き起こされたような気分です。

色んな思いや考えが頭の中をめぐりめぐって

まだはっきりとした自分の意見を確立できない。

時間をかけてゆっくり考えていきたい

私たちの日常の生活で出来ることは何なのか。 

他人を尊重すること。

お互いを思いやること。

恐れや怖さからではなく

愛によって行動を起こすこと。

自分の心の中に平和を見いだす事。

今はそんな抽象的なことしか思い浮かばない。

とにかく

日常の平和と世界の平和

祈るばかりです。

フランス人は強い。
旦那さんと娘と3人でいるのに怯えが止まらなくて 

それを見かねてか

日曜日、友人家族が家に来てくれた。

「大丈夫」と言って心に寄り添ってくれて

恐る恐る一緒に出かけたら町はいつも通り平和で

みんなテラス席で食事したりジョギングしたりしてて・・

みんなほんとは怖いけど

普通にいままでみたいに愉しく過ごそうって、がんばってる。

こういうカタチでのテロには負けないっていう態度

フランス人の強さにびっくりしてるのと、ちょっとした感動です。

私も怖いけど、ちゃんと情報みながら元の生活に戻れるよう努力しようと思います。

穏やかな気持ちを取り戻すにはきっと時間がかかるけど

リスクのない生活なんてない。

外にでれば交通事故に巻き込まれる可能性もあるし

自然災害だっていつ起こるかわからない

怖い怖いと言っていたら家に引き籠もることしかできない。

家にいたっていきなり放火されたりするかもしれないし。

恐れにはきりがない。

そんなことよりも

ちゃんと生きていかないといけない。

生きていくなら喜びをいっぱい感じて生きたい。

今月はなんだかずっと大変

娘が元気になったと思ったら

旦那さんが遂に体調を壊してしまって。
(慢性過労だったから予想はついてたけど)

今私が倒れたら大変なことになるから

とにかくしっかりしなきゃ。

今は強くあるべきとき、とか言う余裕すらなくなってきたけど

必然的にどんどん強くなっていくな。笑 

いや、笑ってる場合でもないんやけど。

ゆっくり呼吸しよう。


















2015/11/04

離乳食ショック

娘の離乳食。

お転婆の娘

ハイチェアに座るのめっちゃいやがる。

座らせたらすぐ抜け出そうとして危なくて
(何回ひやっとしたことか・・)

ゆっくり食べさせるというより

落ちないように格闘するエネルギーのほうが大変。

もう嫌・・となるので

最近はお膝の上か

あんまりよくないかもしれないけど

立ち食い

もしくは床に一緒に座ってあげてる。

今までは雑炊みたいに色々ごったに煮てべちゃっとしてたけど

最近6本も歯が生えてるからか

 固形のままで噛みながら食べるほうが好きみたい。

しかもスプーンより手で口にぱくっと入れてあげるほうがよく食べる。

ブロッコリーが大好物。

お肉や鮭も初挑戦。

少しづつ味付けや大人からの取り分けも開始。 

いい感じに進んできたなー!よし!母がんばらねば!と思い

ちゃんと作ってみました。


さあ!いただきまーす!

と開始したらなぜか遊びだし

こんなときに限って全然食べてくれない・・

ちーん・・

頑張りすぎるとダメなのかな。

もっと楽にシンプルなほうが娘も気が楽なのかな。

赤ちゃんの気分ってわからんもんやなー

やっぱり

気楽に、ほどほどに、がいいのかもしれません。

まあ何においてもその姿勢も大事といえば大事。 

ふー

若干ショックやけど

まあ思い通りにいかないのが育児。

日々いろんなことに気付かされ

ちょっとした工夫をすることの大切さを学び

こちらも勉強になります。

そして忍耐力もつきます。

変な歌も踊りも即興で作れるようになります。

体力もつくし

いいこと尽くめといえばそうやんな!

と自分に言い聞かせ

しょんぼりため息ふーです。

 






2015/11/03

美しい野菜

こっちのマルシェでは

みたこともなようなお野菜にでくわすことがあります。

どうしてこんな色、カタチになったんだろう

摩訶不思議なお野菜たち。

 お花みたいなキャベツ

 ピンクのきのこ

 かたつむり!?ブリュッセルキャベツ

ラディッシュ

近所のマルシェのすばらしい八百屋さん。

白菜に大根に南京に水菜!

日本のお野菜が売ってるんです!
 

お肉もお魚も食べるけど

野菜とお豆だけでも美味しく生きていけそうな気になれる。

お野菜がたのしい。


 最近のお弁当まとめ。

苦手だったお魚料理のレパートリー増やすのも課題。

穀物をもっと愉しくするのも課題。

日本では見慣れない調味料にも挑戦したい。

お弁当を作ることで

世界がひろがっていってる!

予想もしてなかったことのひとつ。

とてつもなく疲れてるときもあるけど

もっとがんばりたいな。