長野県の中岳の山奥にぽつん
雨の振る 霧の中
すべてがぼんやりとして
窓には雨の雫
緑 黄色 朱色 赤
夢の中に入っていくような
どこか遠いところへ旅立つような
何もない
自然だけが存在する場所
まどろみながらバスに揺られ２時間
白骨温泉へ。
久しぶりに母と２人きりの時間。
４年振りの旅行。
４年前と今では
状況が随分変わった。
でもこうやって
母との関係の中で
変わることも変わらないこともこれから変わっていくことも
全部含めて
ふたりとも健康で
一緒にいれる時間がどれだけ貴重でありがたいことか
身に染みて感じた。
もう１０年も一緒に住んでいない
だからお互い知らないこともたくさんあると思う。
一緒に日常を抜け出して
なんてことない話をする
話をしなくても一緒にいる。
こんなことが出来るのはいつまでだろう。
こうやって行けたこと
この時間
家族の理解
感謝がいっぱいの時間。
