アルザスの秋
黄金色の葡萄の葉
視界が色彩に溢れる
彩瀬まるさんの小説
骨を彩るを想う景色
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分け合いたい、とただ思う。
頭蓋骨や肋骨の内側、心もとなさを作る体中のあらゆる空洞が
澄んだ黄金色でひたひたと満たされていく
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見つめてみると浮かんでくる
自分の中の欠片や空洞
歪みや傷が自分を構成する成分として在る
それを満たすこと
日々を愛でる
光るものを感じる
何度も繰り返す
そんなことを感じる
今年の秋の色彩は
とてもうつくしく
優しく目に映る