2015/02/27

乳腺炎から学ぶ

京都に帰ってきて5日目。

自分ではそんなつもりはないのに

張り切り過ぎたのか頑張り過ぎたのか

突然なんの前触れもなく乳腺炎に!

いや、兆候はあったのに気付く余裕がなかったのかな・・

 夜中にいきなり胸がカチカチになって寝転がるのがつらいくらい痛くて

一睡もできず迎えた朝。

痛いうえに気持ちも沈んでしまい途方に暮れてしまいました。

大きな病院の母乳外来に行こうかと思いましたが

雨も降ってたので出張で家まで来てくれる助産師さんに来てもらい

3時間みっちり、授乳の正しい方法や赤ちゃんのことを教えてもらいました。

乳腺炎を治す方法はとてもシンプル。

授乳体勢をしっかり整えて赤ちゃんにたくさん飲んでもらうこと。

乳腺が詰まってなかなか母乳がでない部分を開通させるから

赤ちゃんにとってもなかなか大変な作業みたいで

泣いてめっちゃ怒りながらもがんばって吸ってくれて

何度か続けてるとじわーと湧き出ておっぱいのカチカチが触っても痛くない程度に。

すごい・・

一生懸命おっぱいを吸ってくれる姿をみて

この子しか私のおっぱいは治せない・・と思うと

ありがとうの気持ちでいっぱいに。

赤ちゃんはお乳を飲むことが命の綱だし

私は赤ちゃんに飲んでもらうことで楽になる。

こんな小さいのに

親子は支え合って助け合っていくもんなんだなと

またひとつ勉強になりました。

 あと、応急処置で教えてもらって面白かったのは

母乳過多のときはキャベツの葉をブラジャーのパッドにする。笑

これが冷たくて気持ちよくて癖になりそうです。

 助産師さんとお話していると

ものすごく心強く、気持ちも楽になって、色んなことにはっとして。

まだ何も話せない赤ちゃんだから

向き合ってるつもりでも、向き合えてなかったり違う方法があったり。

まあ理由もなくただ泣きたくて泣いてるときもあるかもしれないし

泣くのも運動かもしれないけど

それとは別に

ちゃんと向き合って

もっと色んなことが見えたり新たな発見したり

満たされた様子や色んな表情や表現を見れると

私自身の喜びにもなるし

旦那さんも嬉しそうだし

3人で共有できる感覚が愉しい。

色んなことに慣れていくのもいいけれど

慣れすぎると片手間でぱぱっとやってしまったり

他のことやりながら集中しなかったり

ちゃんと向き合うのを忘れてしまいわないようにしたいな、と思いました。

子育て

なんだかヨガの考え方と通ずるものもある。

精神的にも勉強になるなー





2015/02/25

ハスカップきんとん

頂き物の和菓子。

和にフルーツの素材なんて珍しい。

ハスカップきんとん。

西陣の愛心堂さん

北海道出身の職人さんが作られたそうです。


 色がきれい・・

爽やかでまろやかで

控えめな甘さがなんともいえないお味でした。

今日は娘と初めて2人でお出かけ

近所のパン屋さんと八百屋さんへ。

心配をよそにずっと寝てくれてました。

外をゆっくり散歩するのは出産後

1ヶ月ぶりだったので

散歩ってこんなに気持ちよかったけ・・と小さく感動。

春も近づいているようで

もっとお外に出たくなりました。

太陽と光とちょっと冷たい風のハーモニー

気持ちいい。
 



2015/02/24

薔薇のアップルパイ

日曜日の午後。

友人夫妻と赤ちゃんが遊びにきてくれるということで

旦那さんが気合い入れてアップルパイを焼きました。

薔薇のアップルパイ。


 
わー素敵○✳

お砂糖なし

林檎の自然な甘みと花梨のシロップ

優しく上品な味。

パイ生地も手作り。

でも本人曰く「これは子育て中に作るお菓子じゃない」

そりゃそうやわ!とツッコミたくなるくらい

手の込んだ美しいアップルパイでした。

ありがとう。

来てくれた赤ちゃんと娘は1ヶ月ちがい。

ママとは妊娠初期のお腹にいるときから

一緒にヨガしたりご飯食べて色んなことを話したり

とても心強い存在だったので

 お互いペタンコになったお腹で

赤ちゃんを抱いてこうして再会できたことが

とっても嬉しかったです。

娘も

お腹の中にいるときから知ってたかもしれないけど

産まれて初めてのお友達にご対面できて

きっと喜んでることでしょう**












2015/02/23

3人生活のはじまり

臨月から出産子育てと夢のようだった2ヶ月間

実家の家族の温かさに包まれた幸せな時間ももう卒業

ちょっとの寂しさと不安を胸に

心からのありがとうとさよならを告げ

京都に戻ってきました。

2ヶ月ぶりの我が家。

ドアを開けるとなんだかキラキラした空気!

旦那さんお待ちかねで色んな準備をしてくれていました。

 ようこそ!

まずはお出迎えフラッグにびっくり。

きゅーん。

父と母もたくさんの荷物を抱えて来てくれて

一緒に旦那さんお手製のブランチ。 



お野菜いっぱいに栄養満点のキヌアから色んな付け合わせに

父の好物のクロックムッシューまで

お腹も心もいっぱい

ほんとにありがとう! 

素敵な春のお花のブーケも。




 娘が寝てる間に

お花を花瓶にしつらえていると


こういうの久しぶり・・

とてもわくわくした気持ちになりました。

赤ちゃん中心の生活で余裕がなくても

ちょっとした愉しみを見つけて

一緒に愉しめるようにしよう。

さあ
 
いよいよ3人での生活のはじまりました。

昼間は娘とふたりっきりだから

ちょっとドキドキやな。

3人で支え合いながら

色んな波を愉しんだり乗り越えたり

かけがえのない時間を共有していけますように

たくさんの気付きや成長がもたらされますように

がんばりたいと思います。







2015/02/19

産後1ヶ月

あっというまに生後1ヶ月。

毎日ころころお天気のように変化する娘。

産まれたばかりの軽くてふにゃふにゃの身体が

ぷくぷくどっしりしてきて

仏様のような寝顔は

おまんじゅうのような寝顔になり

五感もどんどん発達成長しているようで

声、音や光に反応して表情を変えたり

自分で首を動かして意思のあるような目線を送ったり

あーうーとか、くーんとか声色も豊かになってきました。

全身全霊でおっぱいを飲んだり泣いたりする姿をみてると

小さくても強い

命の生命力を感じます。

野生の勘と想像力を頼りにしながら

授乳に抱っこにオムツ替えに沐浴に寝かしつけや夜泣き

新しい習慣と赤ちゃんリズムにも手探りで少しづつ慣れてきて

意識も夢ごこちから現実へと戻りつつあります。 
(でもまだふわふわ)
  
1ヶ月検診に行って色々と診てもらいました。

おっぱいはちゃんと飲めてるかな

体重はちゃんと増えてるかな

健康状態はどうかな

乳児湿疹が出てきたけど大丈夫かな

血液検査結果はどうかな

色々と心配でしたが

おかげさまで問題なく順調にすくすくと育っていて

私の身体もまだ骨盤はスカスカするけど順調に回復中。

先生に会ってお話を聞くとほっとしました。

初めてのことでわからないことだらけだから

些細なことが気になってしまうことがあって

「大丈夫!」と思えるときと

いきなり不安になるときがあって
(これもまだホルモンの仕業かな・・)

優しい先生や助産師さん

祖母、母、姉をはじめとする先輩ママさんたち

信頼できる人がいてくれることはほんとに心強いです。

感謝。 

大きなお腹をかかえて通い

娘の命をこの世に迎え入れ

もう一回入院したいと思うくらい愉しく安心感に包まれ過ごした産後5日間

この病院もこれで最後。

寂しいな。

たくさん甘えさせてもらった実家への里帰りも終わって

今週末から京都に戻って3人の生活が始まります。

不安もあるけど愉しみ。

春ももうすぐそこ○**

娘を抱いて

春のお花のブーケでも探しに

散歩に行きたい。


妊婦のときに散歩に行ってた近くの公園。

同じ風景も

ちがうように映るかもしれないなー






















2015/02/08

心の平和

出産からずっと

時間の流れは赤ちゃんリズム

まだ外にお出かけもできないので

現実との距離が少し空いているように思います。

暖かい家の中から冬の気配や早春の陽射しを感じて

外の世界を想像しています。

母がいけていたお花。

 ピンクと黄色の組み合わせは

春のわくわくする感じがして好き。

ピンクのふさふさ

ストックの花言葉。

 「豊かな愛」
「平和」
「見つめる未来」

妊娠中や産後は

悲しい、残酷なニュースはあまり見ないほうがいいと言うけれど

世界では色んなことが起こっていて

色んな見解がある。

どうすればいいのか

方向性も色々で

何が正しいのかはわからない。

憎しみが憎しみを生む世界はむなしい

お互いを認め合って尊重して共存できる世界がいい。

自分にできることなんて何もないかもしれないけど

まずは

自分の中から

平和を大切に調和的な心を持とうと思う。
(シンプルだけれど難しい)







2015/02/02

産後2週間

出産してあれよあれよと言ってる間に2週間がたちました。

妊娠中は未だかつてないほど神経質で心配性だったので

産後はめっちゃ大変やろうな、産後鬱になりそうやわ、これからどうなるんやろ・・

とか色々ごちゃごちゃ考えていましたが

出産直後から持ち前の神経の太さがいきなりケロッと戻ってきて

想像していたよりも平気やん!という毎日を過ごしています。

身体も元気だし(でも調子に乗らないようにしないと)

睡眠不足でもむくんで顔ぱんぱんでも自分のリズムが全然なくなっても

愉しいからまあいいっか!と思えます。

どんどん変わっていく、毎日ちがう

顔、身体、目線、表現、リズム・・

もう2週間前の産まれたてのときが懐かしく感じるほど。

特に産後3日間はほんとにすべてが未体験のことで小さな感動の連続でした。

はじめておっぱいを吸ってくれたこと

はじめて自分の胸から母乳がたらーんと湧き出てきたこと

その味がちょっと甘かったこと

夜泣きがひどくても

巣の中でエサをもとめるひな鳥のような口がおもしろかわいくて

泣き止んで気持ち良さそうに寝てくれるのが嬉しくて

ずっと抱いて見つめていたこと

ちょっと怖々一緒のベッドで添い寝すると

赤くてまんまるの顔が目の前にあって

つぶらな瞳でこっちをじーっと見つめてくるのに何とも言えない気持ちになったこと

頭も身体もぽかーんとふんわりしてて

優しい助産師さんたちから教えてもらえる色んなことがすごく愉しくて

「産まれてきてくれてありがとう。」

何度もそう思って、赤ちゃんに話しかけた。

産後3日目と4日目はホルモンバランスで鬱っぽくなりやすいらしく怖かったけど

ネガティブなことは何もなく

ご飯を食べながら

周りのみんなの優しさに突然じーんときて涙がポロポロ流れてきたり。

産後一週間のお七夜では

旦那さんが側にいてほっとしたのか

一週間生きてくれたこと

これからもずっと一緒にいると思ったらなんだか感無量で

たくさん涙が出て

感情の浄化をしたような感じだった。
  
赤ちゃんの時の流れはほんとに早い。

お腹の中にいた米粒ちゃんがこんな人間のカタチになって

こうしてこの世に存在することも神秘。

一瞬一瞬を噛み締めていきたい

そう思っていても

小さな身体の目に見えないところで

いろーんなことが起こって発達していってて

私たちが想像するより色んなことを感じたり理解してるようで

すごいな・・とただただ感心と感動しながら

たくさんの気付きや学びに私自身も成長させてもらっています。

身体も

あんなに大きかったお腹がしぼんで

今まで出なかったおっぱいが出てきて

身体が赤ちゃんのためにどんどん変わって、というか

赤ちゃんがどんどん私の身体を変えていってくれて

どんどん浄化されていってる。

時代や環境は全然ちがっても

100年まえも

命が産まれて育っていくことは今と同じで何も変わらない

そう思うと生きることの本質みたいなものを経験させてもらってるように思います。

まだまだ始まったばかりで

まだまだ勉強することも愉しむこともいっぱい

焦らずゆっくり赤ちゃんのペースに合わせて

毎日を大切に過ごせていけたらいいな。