星ヶ丘での夕暮れ
忘れられない1日
森のはなし
河合悠さんの蝋燭
明かりに集まった虫が
蝋の中にたくさん埋れていて
それを不思議そうに
娘が眺めていた
緑深く濃く
肌をほてらせる熱気
土から湧き上がってくるよう
蝉の声
日が暮れる頃の
柔らかい光
全てがしっとりとしてくる感覚
灯された蝋燭の灯り
風に揺られている
音楽が耳に優しく響く
植物の質感と色彩
世界が染まっていく
ぼんやりと広がり
だんだんと輪郭をはっきりさせたと思ったら
またぼやけていく
変化していく
空気に溶け込む
波動を全身で感じる
星が繋いでくれた時間