2018/11/22

温泉

オーヴェルニュの山奥

秘密の場所

湧き出る秘湯

硫黄の香りと

暖かい湯気の気配

郷愁の念にかられる


土の上で服を脱いで

木の枝に荷物引っ掛けて

家族みんなで入浴する

ぽわー

日曜日の朝

来ている人たちも

みんなほのぼの

浸かりながら

蕪を食べているマダムまでいる 

久しぶりに身体の芯まで温もった

水をごくごく飲んだら

隅々にまで沁みていった

ああ

気持ちがよい



こんなところがフランスにもあるんだ

オーヴェルニュに引っ越ししようか

そんな話が湧き出るくらい

心掴まれてしまった

お義母さんは喜んでくれている




フランスの秋

こんなに味わい尽くしているのは

5年目にして初めてのこと

秋が一番好きになった




2018/11/16

パオ

パオの中で過ごす

夕暮れのお茶時間

差し込む光に映ろう

優しい陰の中

まるい空間

暖炉の火の温もり

薔薇の香りのお茶が身に沁みた








後日旦那さんと将来について話す

私たちはなかなか足が地につかないけれど

どんな暮らしをしたいか

確かめ合う

のびのびできる土地があって

小さい小屋みたいな家と畑とパオを一つ

パオの中でヨガをしたり

料理したり

色々なアトリエみたいなのが出来るといいな

お客さんが来た時も泊まれるし

まず一つ立てておけば

小屋を作るにしても家を工事するにしても

仮の住まいとして使えるし

パオってめっちゃいいやん

合意

新しい目標の一つ














2018/11/14

森を抜けて

オーヴェルニュの秋


山粧う

溢れる色に

心染まる




ヤクの赤ちゃんが産まれたから

会いに行く

ふかふかの落ち葉の路

足音まで柔らかい




 もじゃもじゃ

3匹一緒にいる

家族なんだなあ

ヤクにはヤクの絆や世界がある

それを垣間見れた気がして

あたたかい気持ちになった




ロバさんが背中に乗せてくれた

大きいロバさんは 噛まれる!と思って怖かったらしい

息子は顔くしゃくしゃにして泣いてた

ありがとうロバさん



知人たちの暮らしを見て

強い憧れを感じた

もう少し歳をとったら

こんな生活してみたい






2018/11/13

娘と息子

ふたりが一緒に走る

笑う

泣く



今がとてつもなく愛おしい時期なのか

これはずっと続くのか

わからないけれど

とにかく

ふたりに間に流れる喜びを

身に染み込ませていたい

2018/11/12

Jouvence



美しい料理

一緒に食べる

普段は閉じている

感覚がたくさんひらく

それが楽しい














2018/11/08

Musee unterlinden


Musee unterlinden@colmar

Herzog&de Meuron

菩提樹の木の下で











女子修道院とプール

繋がらないような二つの空間を繋ぐ






この階段がとても気持ちよくて

静かな澄んだ渦の中に巻き込まれるような気分


木と白とライトの淡い色彩

柔らかな曲線

古いものと新しいもの



いい空間

展示はぼちぼち




2018/11/07

Peindre la nuit


Peindre la nuit

@centre Pompidou-Metz


いろいろな夜の姿



現実と想像が交わる時

暗闇に包まれ

耳を澄ます

星を見て

宇宙を想う









最近の夜の時間は充実してる

夜9時からが私の自由な時間

音楽を聴いたり

ヨガしたり読書したり

アロマオイルを作ってみたり

マッサージしあいっこしたり

気持ちいいと思うことを

ゆったり味わう

そうして自分自身を調整していく

夜を味わうこと

深めいていこう









2018/11/06

Daydreaming



Radiohead 

Daydreaming


今日好きな音楽

骨を彩る



 アルザスの秋

黄金色の葡萄の葉

視界が色彩に溢れる





彩瀬まるさんの小説

骨を彩るを想う景色

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分け合いたい、とただ思う。
頭蓋骨や肋骨の内側、心もとなさを作る体中のあらゆる空洞が
澄んだ黄金色でひたひたと満たされていく

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見つめてみると浮かんでくる

自分の中の欠片や空洞

歪みや傷が自分を構成する成分として在る

それを満たすこと



日々を愛でる

光るものを感じる

何度も繰り返す


そんなことを感じる

今年の秋の色彩は

とてもうつくしく

優しく目に映る